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湿邪 その2

こんにちは

予防美容をすすめている

ヘアースタジオのKiumiです🎋

 

 

今日は夏至

中医学では

陽の気がピークにさしかかり

陰の気が徐々に増え始めます

 

 

ジメジメとした梅雨の時期は、

なんとなく身体の重さやだるさを感じたり、

食欲がなくなったりと、

天気と同じように体調が

すっきりしない日もありますね😕

 

 

湿邪は外から入ってくる「外湿(がいしつ)」と、

体内から生じる「内湿(ないしつ)」に分かれ、

いずれも身体にさまざまな不調を

引き起こす原因となっています。

 

身体のだるさや鈍い痛み、

水分の停滞によるむくみ、

胃の不調といった症状が主ですが、

その症状は治りにくく、ズルズルと長引き

注意が必要です。

ここまでは前回お話しました

 

では

外湿と内湿を詳しく掘り下げます。

 

外湿…身体の外から入ってくる湿気

 

 

湿度の高いジメジメした日は

湿邪が身体に入りやすくなり、身体が湿邪に侵されると

頭や体が重い、むくみやすい、身体の動きが鈍くなる

 

普段から血行が悪く、水分代謝(水分の排出がスムーズにされないこと)が良くない人は注意してください。

水分代謝がさらに悪化すると

身体のむくみが強く出ることがあります。

 

 

湿邪はもう一つ、濁(だく)という特徴があります。

皮膚のトラブル、分泌物が多くジュクジュクするなど

皮膚が不安定な状態になります。

 

 

皮膚の慢性疾患のある人は

特に注意してケアしましょう。

そして、尿の濁り、残尿感、排尿痛など、

尿のトラブルも多く見られるので、

なるべく膀胱に負担をかけないよう心がけてください。

 

湿邪は、

たまってしまう前に毎日すこしずつ取り除くことで

症状を抑えることができます。

利尿作用のある飲み物や、香りの良い食材を選んで

湿邪を発散し、身体にためないよう心がけましょう。

 

 

湿は下に集まるので

女性はおりものが多くなることもあります。

 

湿邪が身体に停滞していると

舌に苔がたまりやすく

口の中がネバネバします👅

とくに身体の不調を感じていなくても、

そのような状態に気づいたら要注意です。

 

 

 

摂り入れたい食材
利尿作用のあるもの、香りの良いもので
余分な水分を取り除き湿邪を発散させましょう。
しそ、もやし、春雨、冬瓜、お茶🍵コーヒー☕ココア

 

 

内湿

「脾胃(ひい)」(胃腸)の機能が低下することで

身体の内側から生じるもので

外湿と深い関わりがあります。

 

脾胃は、

食べ物を消化、吸収して

栄養や水分を全身に運ぶと同時に、

体内の水分代謝を管理する大切な役割があります。

 

この機能が低下すると、

外から入ってきた湿を取り除くことができず、

脾胃の機能がさらに弱くなって内湿が生じるのです。

 


身体に内湿がたまると

脾胃に関わる症状が現れます。

まず

脾胃は四肢🦵や筋肉と関わりが深いため💪

身体に倦怠感、疲労感が強く現れます😱

 

 

脾胃の機能が低下するため

胃もたれ、食欲がない

少ししか食べられない、食欲不振に🤮

 

いつもと同じものを食べていても、

梅雨時は消化しにくいこともあります。

 

 

水分代謝が悪く、栄養分が消化、吸収されずに

そのまま排出されてしまうため、

下痢や軟便になりやすいのも特徴です。

軟便などの症状が現れれば、

それは脾胃が弱っているサイン😨

 

湿邪の影響で脾胃が弱くなると、

顔色は黄色く、つやがなくなり、

舌は腫れぼったくなるなどの症状が

見られることもあります👅

 


内湿の影響で弱った脾胃を回復するには、

健やかに保つよう補いながら、

湿邪を取り除いていきます。

 

《摂り入れたい食材》

 

 

この時期は食材をなるべく加熱するようにしましょう🔥

例えば

豆腐なら冷奴ではなく、

湯豆腐などにして食べるようにしてください。

・脾胃を元気にする食材:いんげん豆、山芋、大豆、蓮の実、栗🌰

・脾胃を温める食材:山椒の実、フェンネル、生姜、

          ニンニク🧄キムチ
・湿を取り除く食材:はと麦茶、とうもろこし🌽小豆、                     

          鯵🐟(あじ)